2011年10月

2011年10月06日

1.リットルの単位に筆記体を使ってはいけない。

Guide for the Use of the International System of Units (SI)
SI単位系のガイダンスの20ページを見ると

リットルの代替シンボルであるL 文字 l 数字の1の間の混乱リスク避けるためにCGPMで採択されました。(文献の[1]または[2]を参照)このように lとLの両方が国際的にリットルの記号として受け入れているが米国で使用される記号この危険を回避するためにLである文献[2][6]参照筆記体の文字 ℓ はリットルとして承認済みのシンボルではありません

とあります。

24ページには『接頭辞の名前と記号は周囲のテキストで使用されるタイプのフォントに関係なく、単位記号ローマン体直立タイプで印刷されますこの規則は単位に接続されている接頭辞に適用されます』と書かれています。


2. cc や sec は使ってはいけない

25ページを見ると、世界的に許容されている単位の省略形、 cc / sec / lit / mins /hrs 等は、単位の記号や名前として使ってはいけないとあります。
(ccとか、sec って誤りなんですね)


3. 厳密には 1リットルは1デシ立法メートルではないって本当?

ついでに35 ページ リットルは デシメートル立法のための特別な単位であり、高精度測量に使わないことを推奨するとあります。
昔、1リットルは水を原器として測定した、0.001000028立法メートルって習ったんですが、よく調べて見ると、これは 1901年の定義で、1964年に改定されたとあります。
多分、先生がちょっと聞きかじったのをちゃんと調べずに、教えてくれたんでしょうね。(63ページにちょこっと書いてあります。)


4. メーターとリッター

82ページに、メートルとリットルはイギリスのスペルであり、アメリカ政府に従って、メーターとリッターを使用することを推奨するとあります。
ってことは、日本は非推奨の単位を使用?

参考:
高校理科教科書・教材のリットルの単位記号について(啓林館)
大日本図書 | 小学校関連の更新情報 教科書における単位記号の表記について
国際単位系(SI)


blackwingcat at 12:23コメント(0)トラックバック(0) 
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