2014年04月16日

本当に、頭髪の脱色剤は有害か調査

金髪にするための脱色剤が結構有毒有害だという話を聞いたことがあるが、検索しても同じような内容のページしかかかってこない。これは嘘情報なのかな。有害でないのなら、彼らに「まあ、やめときなよ」という理由はない。
2014/04/16 14:27:17
という話があったので調べてみました。

ヘアカラー剤の危険性 | BlueHair&BlueSea
また毛を脱色する「ブリーチ」には過硫酸塩が含まれ、これにも喘息を起こす働きがあるという報告がいくつもある。
たぶんこれですね。


化学物質の環境リスク評価 第9巻
https://www.env.go.jp/chemi/report/h23-01/pdf/chpt2/2-2-2-44.pdf‎
実はこれ、詳細情報があります
ヒトへの影響
・眼、皮膚、気道を刺激する。粉塵を吸入すると喘息様反応を引き起こすことがある。眼に入
ると発赤、痛み、皮膚に付くと発赤、灼熱感、痛み、経口摂取すると吐き気、下痢、嘔吐、
咽頭痛、吸入すると咳、咽頭痛、息苦しさ、喘息を生じる。反復または長期の吸入により、
- 2 -喘息を引き起こすことがある
。また、反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎、皮膚
感作を引き起こすことがある。一般的なアレルギー症状を引き起こすことがある8)。
・本物質を含む過硫酸塩を使用する工場の労働者を対象として、1990〜1991年に肺機能検査(夏
季1週間、冬季2週間)を行った結果、肺機能への影響はなく、その後、新しく入社した労
働者も加えて、6年間追跡調査した結果(6年間の医療記録のある労働者は8人)でも、肺機
能に有意な変化は認められなかったとの報告9, 10)がある。工場内の過硫酸塩の平均気中濃度は1990〜1991年の調査で、0.5 mg/m3であった。
・本物質を含む毛髪の脱色剤や毛染め剤を使用していると考えられる女性美容師355人(15〜34歳)を対象として、職業性の皮膚及び呼吸器の疾患を調査した結果、2.8%が皮膚障害、1.7%が鼻炎、0.8%が喘息と診断された11)。なお、ばく露量は報告されていない。
・皮膚疾患の美容師(従事期間が平均21ヶ月)に、2.5%濃度の本物質でパッチテストした結
果、12/49人が陽性反応を示した。皮膚疾患のある対照群では、陽性反応は1/69人であった
12) 。
発  が  ん  性
IARCの発がん性評価:評価されていない。
許  容  濃  度
TLV-TWA 0.1 mg/m3

・工場内の低濃度では影響はほとんどなし。
・職業で使うような頻繁な反復曝露の場合は、影響が出る程度。
・よって個人で使用するようなレベルでは影響は無いとみていい。

染色はともかく、脱色はそれ程大袈裟に騒ぐような毒性はないとみていいでしょう・ω・♪



blackwingcat at 18:00コメント(0)トラックバック(0) 
雑記 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Arcana Collection
記事検索