2011年05月16日

飯舘村の癌死者予測。明暗を分けた伊豆大島の避難との比較

チェルノブイリの事故の2日後に降った雨によって、ノルウェーでセシウムによる土壌汚染が認められ、発癌率が上昇したという報告があります。

北スウェーデン地域でのガン発生率増加はチェルノブイリ事故が原因か?
マーチン・トンデル (リンショーピン大学病院、スウェーデン)

これによると、60〜79kBq/m2のセシウム汚染で、1.1倍の癌リスク上昇があり、汚染量にほぼ比例して、発癌率の上昇が認められたとのことです。
これは、セシウム降下後2年間の間にノルウェーに住んでいた、住民の2年後〜11年後の9年間で発生した癌死者の追跡調査の結果ですから、実際はもっと多くなると予想できます。

その値を、若干甘めに見積もったのが下の図になります。

今後、セシウムの累積降下量は増えますし、福島の該当地区に1年くらい住み続けた場合この位の発癌リスクがあると置き換えて読んでいただいたらよいと思います。

risk
癌リスクが2倍になると、200人に一人が、ならなくてもいい癌で死んだことになります。

飯舘村には4000人程度残っていて、うち400人が子供だそうですから、子供の発癌リスクを3倍と計算すると。このまま1年間生活していれば、大人が30人くらい、子供が10人くらいかからなくてもいい癌でなくなる計算になります。
もちろん、恐ろしい事に癌以外の健康障害が発生する人数はこの中に入っていません

ただ、言えることは、チェルノブイリで強制退避となり、無人になった村のセシウム汚染の数倍〜数十倍という汚染が飯舘村では発生しているため、世界でも例のない汚染地域に住んでいる状態なので、実証例はないということです。


何十人もの子供の未来を奪った村長さんの責任は大きいと思います。
土地に愛着があるから残っているという言い訳は通用しません。

天災と人災の差はありますが、土地に愛着のある伊豆大島(三原山)の人たちが、全員避難し、5年後に復興開始、11年目で全島帰島可能になった出来事は参考になったのではないでしょうか?

全島一万人、史上最大の脱出作戦
東日本大震災復興支援 | 離島経済新聞 The Archipelago News | 日本の離島に灯りを灯そう


blackwingcat at 12:10コメント(0)トラックバック(0) 
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