2011年04月08日

『レントゲン数回分の放射線だから安全』は間違いだと思う件

テレビで頻繁に使っている。『胸部レントゲン1回分の1/nの放射線だから健康に影響はありません』

これはまだいいとしよう。

しかし、『胃のレントゲン数回分の放射線だから健康に影響はありません』ってのには、どうも納得いかない。

発がんと検査被爆(医療被曝) - たなうぇぶ 漢方の田辺薬局局

何故なら、日本人は、1年に平均1.5回のX線検診を受けているのだが、先進15カ国の平均の1.8倍。 発がん率はなんと、平均の2.7倍ととびぬけた数値になっているからだ。

通常社員健康診断で受けるのは胸部X線で0.05mSV、35歳以上で受ける胃のX線診断は0.6mSVなのである。

20〜34歳と35才〜定年 の人口比率が 1:2と仮定すると、一年あたりの平均被曝量は0.63mSVとなる。先進15か国の平均の1.8倍なのだから、0.35mSV 毎年被曝することによって、3.2%の人が癌にかかっているのだ。

定年まで約40年間の被曝で 3.2% になるとすれば、胃の健康診断によるX線被曝と同量の被曝で 1250人に1人が癌を患って死んでしまうことになる。

これが少ないとは私には思えないのだが、いかがなものだろうか?


blackwingcat at 12:52コメント(0)トラックバック(0) 
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