2011年03月27日

放射能汚染ミルク喫煙のリスクと比較しているサイトを検証

現在の放射線漏れは喫煙の方がリスクが高いレベルだという情報があふれているので実際に調べてみました。


【放射能漏れ】放射性物質から身を守るには「現状では花粉症と同じ対応」 - MSN産経ニュース
地球上では自然界からも放射線を浴びており、人間は年間1〜2ミリシーベルトほど自然被曝している。また放医研によると、例えば100ミリシーベルト (10万マイクロシーベルト)を浴びた場合に、数年後から数十年後にがんになる可能性は約0・5%という。放医研は「喫煙や食事など生活習慣によるがんの 危険性よりも低い値。過度に心配する必要はない」としている。
でも、確かに、100mSV浴びただけならそうなんだけど、20~30km圏に数万人住んでいて既に100mSV以上浴びている人が1万人規模で居るらしいので、0.5%でも数十人から数百人のオーダーになってしまうんですが…。
この半分の線量を1年間浴び続けると47年間で通常より7%多い人が癌になって死んでしまう。これらの人の寿命が30年縮まってしまったと仮定すると平均寿命が2年短くなってしまうわけですが。(実際は癌以外でも死んでいるのでもっと多くなると思われます)

放射線リスクのワンポイント・ヒント :放射線診療への不安にお答えします発がんリスク 「被曝牛乳1年飲み続ける=タバコを1ヵ月に1本吸う」? - kmzw blog @ Hatena::Diary

 今回の牛乳1年飲み続ける=タバコを1ヵ月に1本吸う
 今回のホウレン草1年食べ続ける=タバコを5ヵ月に1本吸う

という計算になる。

個人的には、この表現の方が断然わかりやすいけど、果たしてこの認識は正しいのだろうか・・・。
この計算のおかしい所。タバコのリスクが生涯リスクなので、牛乳も生涯リスクにしないと等価計算できないことになってしまいます。
つまり、1年間のみ続ける場合を寿命の70年で計算すれば良い事に。

牛乳が年間12.9mSv、ホウレン草が年間2.6mSvと計算されているので、それぞれ903mSV、182mSVとなります。これに生涯線量の100mSVを加算すると 約1SV、約300mSV

一般でのリスクが 100mSV、タバコ1〜9本の肺がんリスクが 3.4mSVですから、ほうれん草だけなら1/10、タバコの場合は1〜9本の平均である5本で(最大の9本にあわせるのはまずいと思います) 3.4mSVとすると、タバコ1本吸うリスクとほぼ等価になるんじゃないでしょうか。

つまり、

今回の牛乳1年飲み続ける≒タバコを1年間毎日1本吸う
今回のホウレン草1年食べ続ける≒ほうれん草だけが放射能を含んでいるなら
タバコを1年間3日に1本吸う

まぁ、ヨウ素だけなら3ヶ月もすれば放射能 1/1000になるんで、いいんですがセシウムは1年くらいじゃほとんど減りませんし、今後根から放射能が吸収されて含まれる量が増えるので安心できるわけじゃありませんね。

ここでは触れていませんが、ヨウ素とほぼ同量の放射能のセシウムがほうれんそうや牛乳から検出されているので、将来的にはこちらの方が響いてくる可能性が高そうです。



blackwingcat at 15:03コメント(1)トラックバック(0) 
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コメント一覧

1. Posted by snak   2011年03月28日 23:55
5 ヨウ素131は半減期8日だから1/1000になるのに約80日、セシウム134で半減期2年だから、1/1000になるのに約20年、セシウム137は半減期30年だから、1/1000になるのに約300年ですね。
チェルノブイリ事故関連の記事を読んでいると20年くらいが節目になっているみたいです。
単純にヨウ素と書くよりは、放射性物質というのがはっきりする数字を入れた表記の方がいいと思いますよ。

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