2011年03月19日
東京にいるより飛行機で海外に避難する方が被曝するってほんと?
東京の放射を心配して往復十数時間の国にいく。その往復の飛行機で受けた放射のほうがずっと多い。ああ、無知が恐ろしい
これって本当?って質問がありました。
早速計算してみましょう。
東京〜ニューヨーク間 は片道約12時間。
この高度では約 7μSV/hの放射線を浴びます。(機体の遮蔽で約4μSV/hが乗ったときに浴びる量)
ということは、往復で累積 96マイクロシーベルト(遮蔽なしで168マイクロシーベルト)です。
東京都では普通 0.040マイクロシーベルト/hですが、 ここ数日は0.3〜1.5マイクロシーベルトの間をうろうろしています。
通常受ける放射線からの差分を出すと 1時間当たり 0.26 〜1.46マイクロシーベルトの放射線ということになります。
飛行機の移動で 95マイクロシーベルト余分に放射線を浴びるので、65〜1年で往復分の放射線に匹敵することになります。
単純に放射線の強さだけを比較するとこんな値になりますが、問題は、放射能が東京で検出されていることです。
飛行機の移動では宇宙船による放射線被曝は確かに地上より多くなりますが、放射能による内部被曝の危険はありません。
一般的に内部被曝(放射能物質[別名ホットパーティクル])によるリスクは外部被曝の20〜1000倍といわれています。
特に低い放射線下での内部被曝は内部被曝しなかった場合に比べて顕著な差が出るといわれています。
東京での内部被曝のリスク係数を最低の20倍かけてみると3〜19日程でニューヨークに往復したときのリスクと同じになってしまいます。
結論としては、放射線の種類が同じという過程で、内部被曝さえしなければ、何時間もかけて海外に逃亡するほうがリスクが高いと言うことになりますが、内部被曝のリスクがあるならば、有用かもしれないという結論になるかもしれません。
話は次のねたに続きます。
これって本当?って質問がありました。
早速計算してみましょう。
東京〜ニューヨーク間 は片道約12時間。
この高度では約 7μSV/hの放射線を浴びます。(機体の遮蔽で約4μSV/hが乗ったときに浴びる量)
ということは、往復で累積 96マイクロシーベルト(遮蔽なしで168マイクロシーベルト)です。
東京都では普通 0.040マイクロシーベルト/hですが、 ここ数日は0.3〜1.5マイクロシーベルトの間をうろうろしています。
通常受ける放射線からの差分を出すと 1時間当たり 0.26 〜1.46マイクロシーベルトの放射線ということになります。
飛行機の移動で 95マイクロシーベルト余分に放射線を浴びるので、65〜1年で往復分の放射線に匹敵することになります。
単純に放射線の強さだけを比較するとこんな値になりますが、問題は、放射能が東京で検出されていることです。
飛行機の移動では宇宙船による放射線被曝は確かに地上より多くなりますが、放射能による内部被曝の危険はありません。
一般的に内部被曝(放射能物質[別名ホットパーティクル])によるリスクは外部被曝の20〜1000倍といわれています。
特に低い放射線下での内部被曝は内部被曝しなかった場合に比べて顕著な差が出るといわれています。
東京での内部被曝のリスク係数を最低の20倍かけてみると3〜19日程でニューヨークに往復したときのリスクと同じになってしまいます。
結論としては、放射線の種類が同じという過程で、内部被曝さえしなければ、何時間もかけて海外に逃亡するほうがリスクが高いと言うことになりますが、内部被曝のリスクがあるならば、有用かもしれないという結論になるかもしれません。
話は次のねたに続きます。