2011年03月18日

高い放射線放射で白血球が減るのはなぜ?

250ミリシーベルト以上の放射線を浴びると、白血球の減少が起こると言われていますが、それはなぜなのでしょうか?


理由は、骨髄抑制という現象が起こり、好中球の生産が抑制されるからです。
(放射線治療で浴びる放射線は2シーベルト前後ですが、患部に局地的に照射するので累積で7シーベルトを超えても、死ぬと言うことは余りありませんというよりは、細胞が傷つくぎりぎりの放射線を分割してたくさんの累積放射線を照射する技術)

ちなみに、好中球などの半減期は約6時間であるため24時間生産が止まれば1/16になってしまう計算になります。

No.4「骨髄抑制」
http://www.bms.co.jp/medical/sizai/OncolNurse-04.pdf

高レベルの放射線で細胞が傷つくと、遺伝子が組み変わって毒性が現れ、自らの毒で死んでしまうという性質があります。

白血病の治療では高いレベルの放射線によって、造血細胞および、前駆細胞を死滅させて、正常な造血細胞を移植することによって行われます。

ちなみに、人間のほぼ100%が数日以内に死んでしまう7000ミリシーベルトの直接照射で通常の細胞の生存率は1%前後になります。(4000シーベルトで10%)

この機能がうまく働かなかった場合、がん細胞として生き残ってしまいます。

それより低いレベルの放射線の場合、一時的に造血幹細胞/前駆細胞の造血機能が停止することがあり、これが白血球の減少に繋がると考えられます。


blackwingcat at 14:17コメント(0)トラックバック(0) 
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