2011年03月16日

燃料棒が70%ダメージを受けているという報道について個人的見解

1号炉の燃料棒の70%が損傷している
2号炉の燃料棒の30%が損傷している
3号炉の燃料棒については不明

という報道がされていますが損傷について、凄くあいまいな解説が各局でされています。

燃料集合体の外観検査装置 - 三菱重工業株式会社

燃料棒の外観検査装置については比較的最近出てきたものなので、1970年代に作られた1号炉、2号炉で導入されている可能性は低そうです。(もんじゅなどでは精密な破損燃料の検出装置が実装されてるようです)

もし、重量を監視しているとすると、3割、もしくは7割が解け落ちてしまってることを示しています。

燃料棒のかなりの部分が欠損および溶解するとメルトダウン。
3号炉は不明といっていますが、全部解けてしまって測定できないのではないでしょうか?

燃料棒皮膜のジルカロイ管は融点1800度、燃料棒合金の融点は2800度ですが、2号機は2時間以上空炊き状態、1号機はさらに長時間にわたって水位が20%程度しか上がらなかったとニュースで言って居ます。
燃料棒が冷却水から露出すると1時間以内に2000度を超えます。
Morgsatlarge – blogorific.

ということを踏まえると、溶出してないと考える方が不自然で、損傷=解け落ちた分と考えるのが自然だと思います。



blackwingcat at 12:34コメント(0)トラックバック(0) 
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