2020年01月

2020年01月17日

地震切迫度、31の活断層で“震災直前と同じか それ以上” | NHKニュース
地震切迫度 Sランクというニュースが先日流れていました。

それでは、地震切迫度 Sランクっていうのは、どの位の地震の確率なのでしょうか?
実は地震のランク分けには2種類あって、更に4つのランクに分類されています。

地震本部

一つが活断層型の地震
Sランク:30年以内の地震発生確率が3%以上
Aランク:30年以内の地震発生確率が0.1%以上〜3%未満
Zランク:30年以内の地震発生確率が0.1%未満
Xランク:地震発生確率が不明で近く大地震が起きることも否定できないもの

もう一つが海溝型の地震
IIIランク:30年以内の地震発生確率が26%以上超巨大地震(17世紀型)
IIランク:30年以内の地震発生確率が3〜26%未満 (M8.8程度以上)
Iランク:30年以内の地震発生確率が3%未満平均発生間隔約340年〜380年
Xランク:地震発生確率が不明で近く大地震が起きることも否定できないもの

それでは、30年以内の地震発生確率が50%というのはどういうものなのでしょうか?



通常、この手の確率は、年の経過とともに上昇していきますので毎年の地震発生確率を平坦にしてしまうのは、最適ではありませんが、目安を求めることは可能です

(1-n)360 = 0.5

これの nを求めます

360 ln(1-n) = ln(0.5)
1-n = e ^ {ln(0.5) / 360}
n =0.001924

30年以内の地震発生確率が50% の場合、 一か月以内の地震発生確率 は 約0.2% となります。
意外と高確率ですね (((・ω・) 。o (一年で計算すれば 2.28% もあります!)

同様に3%の場合 1か月の地震発生確率が求められます。

(1-n)360 = 0.97

これの nを求めます

360 ln(1-n) = ln(0.97)
1-n = e ^ {ln(0.97) / 360}
n =0.00008461

30年以内の地震発生確率が3% の場合、 一か月以内の地震発生確率 は 約0.0085% となります。



blackwingcat at 18:30コメント(0) 
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